最近の食育事情!好き嫌いはアリか?ナシか?

2014年10月24日 井筒 直子 , , ,

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あなたは「嫌いな食べ物はない!何でも食べられる」とはっきり言えますか?大人になれば、嫌いな物を食べなくても生きていくことができます。好き嫌いは、誰にしろ多かれ少なかれあるものです。

いろいろなゆる〜い質問と回答が集まる「テルミー」では、このような質問がありました。(参照元:シマさんの投稿)「好き嫌いありますか? もしくは、食わず嫌いありますか? 今はアレルギーも増えています。その場合命に関わる危険性もあるので食べさせるのは難しいですが、嫌がるから可哀想で食べさせない人もけっこういることにビックリ。食事は楽しくおいしく食べるのが一番だけど、味覚が発達しなかったり、大人になって苦労してる人もいますね。」 という質問に対して…。

親の意見は?

「小さい頃は食べれないものが多くて、給食とか苦労しました。我が子には同じ思いをさせたくなかったので、離乳食の頃から、できるだけいろいろな物を食べさせてきました。」(ぴあの♪さん/女性)

おっしゃる通り!小さい頃からの食習慣はとても重要です。

舌って色んなものを食べながら、 味を学習してるんですって。 だから好きじゃなくても、食べていれば いつか美味しさに気付けるそうですよ。 特に3才までに色々食べておけば、 美味しく食べられるものの、可能性がひろがるとか。(おむすびコンさん/女性)

色々な味付け、切り方、様々な食材…。出来合いのものに頼るのではなく、様々なものを食べるためにも家庭での料理って大事なんですよね。

先生の意見は?

小学校の教諭をしています。年々給食指導大変になってる気がします。親が苦手なもの食べさせないので。子どもたちには、作ってくれた人への感謝をもち、残さずたべること 栄養の偏りがあると病気になりやすくなるからバランスよく食べること 地震などの震災時に共同生活をしなければならなくなったときに食べられないものばかりだと困るから、わがままを言わずに出されたものは口にすることを最近は伝えるようにしています。(のこんさん/女性)

嫌いな物でも食べてみようと子どもに働きかけることは大事なことだと思います。先生のおっしゃる通り。私も保育士だった立場から言わせてもらうと、家庭でのしつけや食に対する姿勢については格差があるように感じます。

しかし、管理栄養士をめざす学生として勉強していると「嫌いなら無理に食べなくてもいい。周りの子どもたちが食べていて、もしも自分も食べたいと思うことがあったら食べてみよう」「嫌いなものは嫌いで仕方がない。嫌いな物を無理強いするより、食べること自体を好きになることが大事」というように教育現場での食に関する考えが変わったというのが保育、教育現場での最新の食育事情のようです。