泡姫(ありえる)、光宙(ぴかちゅう)、緑輝(さふぁいあ)、明日咲(つぼみ)……。なかなか刺激的な名前たちですが、いわゆる「キラキラネーム」と呼ばれる名前を自分の子どもに付ける親が増えていると言われています。amebaの質問サイト「テルミー」では、「今の親はなぜキラキラネームを付けるのでしょうか?」(miyaなびび税務署さん/男性/20代)という質問が発端として、キラキラネームを付ける理由やキラキラネームならではの苦労などの話題が盛り上がっていました。(参照元:miyaなびび税務署さんの投稿|ゆる〜いしつもん)
「ありきたりな名前は嫌!」コンプレックスの影響ではないかという意見も
まず、キラキラネームをつける理由の推測について、寄せられた回答のなかから代表的なところを紹介しましょう。
「ありきたりな名前で他の子とカブりたくないって発想だと思う」(鬼嫁さん/女性/20代)
「自分の名前にコンプレックスがあるのでは?」(☆アンナ☆さん/女性)
「奇をてらった名前をつけることで、他人の関心や注意を引きたい心理の表れかも」(スヌーピーさん/女性)
「マンガの影響」(mei☆チャンさん/女性)
なかなか辛辣な意見が寄せられています。「カブりたくない」というのはわかりますが、コンプレックスが影響しているのは目から鱗でした。なるほどそういう意見もあるんですね。キラキラネームを付ける親に対して「親が子どものことを考えていない」「親の自己満足」といった否定的なコメントが多く寄せられました。
「純日本人顔なのに洋風の名前を与えられ…」キラキラネームならではの苦労
質問者は名付けの理由を聞いていますが、どちらかというとキラキラネームを名付ける親への批判のような意見が目立つようになってきました。
「ペット感覚なんじゃないか」(うるふっちさん/男性)
「難しい漢字に当て字にしちゃうのが、かわいそう」(沙希さん/女性)
確かにペットやアニメのキャラクターと同じ名前だと、名乗りづらいというのは理解できるかも。本来カタカナ表記の名前を漢字で当てた名前の場合、なかなか一回で名前を呼んでもらえないですよね。
「江戸時代から見れば、現在普通の名前もキラキラなんじゃない?」キラキラ肯定派も
一方で、数は少ないですがキラキラネームを擁護する意見もありました。
「江戸時代の国学者、本居宣長も、『最近の名は妙な読み方が多い』と言っています。現在キラキラネームと呼ばれているものでも、そのうち慣れるのかもしれません」(桜蝶さん/女性)
「子どもたちの時代になったら、キラキラネームが普通になる。そうなれば誰もヘンだと思わなくなるのでは?」(たかしさん/男性)
確かに昔の人から見れば、私たちの世代の名前は奇妙に見えるのかもしれませんね。現在「キラキラネーム」と呼ばれている名前でも、時代が変われば普通の名前として認識されていくのかも。
「黄熊(ぷぅ)」や「姫星(きてぃ)」などは無理矢理な当て字だけど「よく考えたなー」と思わず感心してしまいました。しかし、子どもの時期は「かわいい名前だねー」で通用するかもしれませんが、大人になるにつれて名前に対して嫌悪感をもってしまうのではないかと心配になってしまいます。